PTGuiで作成した360度写真をSVA(Street View App)でインポートし、Googleマップにアップロードしています。PTGuiで作成したデータにはExifのカメラ情報が残っていないので、インポートする前にExifToolGUIで赤枠のmetadataを追加してみました。
この画像ファイルをアップロードすると、Googleマップで360度写真のタイトルカード内のアトリビューションをクリックすると表示されるファイル情報にカメラが表示されます。
FNumberとISOのデータが表示されませんが、そのような仕様だと思ってました。ところが他の方の写真を見てみると下記の様に絞り、焦点距離、ISOが表示されています。
何が違うのだろう? ※360度写真にmetadataを追記のコメント欄参照
SVAでインポートすると「panoramas」フォルダに画像ファイルが保存されます。インポート前後のファイル情報をGoogleフォトで見てみました。下記の様にインポートするとカメラ情報が無くなっていることが分かりました。
試しに古いNexusとスマホでやってみると、スマホだけFNumberとISOが残ることが分かりました。SVAのバージョンはすべて同じです。
・Nexus7(2013) Android 6.0.1、 SVA 2.0.0.168413699
・Nexus7(2012) Android 5.1.1、 SVA 2.0.0.168413699
・Xperia Z5(SoftBank) Android 6.0、SVA 2.0.0.168413699 これだけ残る
Nexus7(2013)のpanoramas内画像ファイルを見てみると、2016年6月3日の画像ファイルには絞り、シャッター速度、焦点距離、ISOが残ってました。この頃のSVAのバージョンは不明ですが、AndroidはV6.0.1です。原因がどこにあるのか良く分からなくなってしまいました。これ以上は他の方の協力が必要です。
panoramasに保存された画像ファイルをPCにコピーしてExifToolGUIで見てみました。PTGuiで作成した直後のファイル、ExifToolGUIでmetadataを追加したファイル、SVAでインポートしpanoramasへ保存されたファイルの比較です。SVAでは「Adobe XMP Core 5.1.0-jc003」と言うライブラリーを使っているようです。panoramasのファイルをExifタブで見てみると、あれ? FNumber, ISO, ForcalLength があります。ExifToolGUIも信用出来ないのかな?
住吉神社に「古代力士像」のリスティングがいつの間にか出来ていました。コメントや写真も無いけど、誰が作成したんだろ? ちょっと前に撮影していたので、このリスティングにテスト投稿してみました。テスト用のアカウントで投稿した「古代力士像」にはカメラ名しかありません。通常使用のアカウントでXperiaを使って投稿した「古代力士像」には「f/8 8mm ISO 200」と追加したmetadataがあります。
Yotarohさん、コメントありがとうございます。Nexus7とXperiaのExifを下記に並べます。Exif 2.3の画像ファイルフォーマット規格を見てみると、FNumberやISOは
インポートする前のファイルのExifは下記の通りです。Nexus7でインポートすると、IFDに有ったFNumber、ISOがIFD0に移動しています。取りあえず分かった事のメモです。
SVAでインポートすると、panoramasフォルダーにファイルが出来ますが、この時にファイル名は「PANO_20171121_182446_0.jpg」と日付時間が入った名前に変わります。リスティング付けした後に、ちょっと強引ですがインポート前のファイルをインポート後の名前にリネームして、panoramasに上書きしてみました。非公開タブにはそのまま有り正常に見ることが出来ます。中身を入れ替えたファイルをアップロードしてみると、「f/8 8mm ISO 200」のデータが表示されました。ではpanoramasフォルダに直接ファイルを置いたら非公開タブに検出してくれないかと期待したけど駄目でした。
当初、ExifToolGUIのWorkspaceでmetadataを見ていたのですが、消えたと思ったタグは違うセクションに書かれていたことが分かりました。そこでWorkspace managerでテスト用の項目をExif TESTに追加してみました。ExifIFDにあったFNumberとISOがIFDに移動した事が分かります。
インポートテスト用の画像への共有リンク
YotarohさんのコメントにあるようにPTGuiの出力のままで、Exifを一切いじっていないファイルでやってみました。RAWからjpegに変換した直後のファイルでもFNumberとISOはExifIFDにあります。
YasuhikoN さんから送って頂いた画像ファイルのExif情報です。私のNexus7と同様に「FNumber, ISO, FocalLength」がIFD有ります。
[p.s. 2018/11/26] SVA 2018年10月24日版:2.0.0.218515229
コンパス関連の不具合で方位の設定が出来ないバージョンですが、Nexus7でカメラ情報のExifデータが無くなる不具合が解消されていました。インポート時にpanoramasホルダーに保存されないようになり、このおかげでバグ解消となったようです。
[p.s. 2018/12/08] SVAの設定で保存ホルダーを再設定することにより、インポート時に画像ファイルが保存される様になりました。保存されたファイルを確認してみると、FNumberとISOの移動は無くなってます。LensModel, XPTitle, XPAuthor, Iptc-Caption=Abstract などは削除されます。試しにLensModelを追加してアップロードしてみましたが、画像情報には反映されませんでした。
確認したところ、原因は不明ですが、panoramasフォルダー上のファイルのExif情報がこちらと違ってます。そちらのExifIFDはOtherImageStartとOtherImageLengthのみですが、こちらでは、Focal Length、Light Source、Date/Time Original、Color Space、FNumber、Create Date、ISOでした。WorkspaceでFNumberやISOが表示されないのは書かれている所が違うからでしょうね。Exif Toolは10.67にしました。
返信削除ちなみにIFD0は、Orientation、Camera Model Name、Image Width、Software、X Resolution、Image Height、Y Resolution、Modify Date、Image Description、Resolution UnitでXMP ToolkitはAdobe XMP Core 5.1.0-jc003で同じでした。
Yotarohさん、こんばんは。情報ありがとうございます。
削除XperiaでインポートしたファイルのExifを本文中に追記しました。
Nexus7のSVAでFNubmer等を違うセクションに書き込んだのが原因?
違いは分かったけど、現状の解決方法はXperiaを使うことしか無さそうです。
チェック付けてなかったので返信に気づかず、ふらふらっと河口湖に富士山と紅葉を見に行ってました、が、紅葉は終盤で枯れ枝が目立ちました。先週行けば良かった…。
削除画像ファイルフォーマット規格を見てみたら「4.5.4 JPEG圧縮データの基本構造」に「0th IFDには、圧縮されている画像(主画像)に関する付属情報を記録する。」と有るので、IFD0にすべて記録すべきと読めます。それを裏付けるように「4.6.8 記載対応レベル」に0th IFDの記載内容が表17/18/19/20に示されています。
ところが実運用上は「4.6.4 TIFF Rev.6.0の付属情報」の内容をIFD0に、「4.6.5 Exif IFDの付属情報」の内容をEXIFIFDに記述しているみたいで、記述例の「A.3 JPEG圧縮(4:2:2)ファイル/A.4 JPEG圧縮(4:2:0)ファイル」の表42/45では、0th IFDではなく別にExif IFDとした中にFNumber等が書かれています。
ところで、Exifを触っていないPTGui Proの出力にISOとFNumberが書かれていると思いますが、それをそのままNexus7のSVAに放り込んでもTagの位置が変わるのでしょうか?
PTGuiで作成後一切ExifをいじっていないファイルをNexus7のSVAでインポートしてみました。ExifIFDに有ったFNumberとISOがIFD0に移動します。これでExifToolGUIの影響はない事が分かると思います。
削除確認ありがとうございます。追記した内容の影響は無いんですかぁ…。記述内容に依存した誤動作か、と思ったのですが、見事に外しました…。
削除テスト用画像が有ったのですね。テストアカウントの不具合でテストできなかったのですが、先ほど不要画像200枚強の削除とアプリの初期化で一応正常に戻りましたので、こちらでも確認しましたがやはり不具合出ません。Nexus7固有の不具合っぽいですね。