2017年6月23日金曜日

アサヒカメラ(2017年7月号) 盗撮冤罪から身を守れ

アサヒカメラ(2017年7月号)に連載・「写真好きのための法律&マナー」に「盗撮冤罪から身を守れ」の記事が載っているので買ってきました。街中でスナップ撮影は余りしないけど、もしもの時のために一読する価値はあるでしょう。偶々だろうけど、糸島市で「女児らが勝手に一眼レフカメラで撮影された」との記事が流れました。本当に盗撮だったのか不明ですが、このような事件があるとカメラを持っているだけで怪しいと思われそうです。

実は先日、大分駅で駅舎の写真を撮っていたら、「さっき写真を撮っていたでしょう!」と因縁を付けられたのです。何の事を言っているのか分からずに困惑していると、駅のコンコースで「盗撮だ、消せ!」だと大声で言うので困ってしまいました。話を聞いてみると、私が大分駅の外観を撮影している時にちょうどレンズの前方に居たらしい。しかし、余計な人物が写り込まないように通行人が途切れた時にシャッターを切っていたし、近づいて来る人が居る時はカメラを構えていません。そもそも駅舎全景を撮影するために駅の外で広角の17mmレンズを使っていたし、コンコースの中に居れば人物が特定出来るほど鮮明には写らないです。※下記は撮り直した写真の入り口部分だけを等倍トリミング

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モニターを見せてどこに写っているのかと尋ねてみると、どうもコンコース入り口付近に居たらしい。しかしモニターを見ても当然どこにも写っていません。それでも駅舎の出入り口を指を差してここに居たとの主張です。言われるままにモニタを拡大しても、帽子を目深に被り、マスクで顔を隠した不審な女などどこにも写ってはいませんでした。仮に写っていたとしても、目元しか見えないあの格好で肖像権の侵害だと主張するのでしょうか? 面倒なので、写ってもいない写真を一枚削除しましたが、「恥ずかしくないの!」と捨て台詞を吐いて消えました。もし少しでも写っていたら何を要求されたのか分かりません。帽子の色や服装も覚えていませんが、睨みつける目と大声だけ記憶に残ってます。対応中はストラップを手首に巻き付けカメラを防護し、念のために懐中品とショルダーバックに注意し、更に自分の後方にも警戒しました。初めての大分駅だったのに怖いところだな・・・ もう、大分駅には行かないぞ!

アサヒカメラの記事では弁護士見解の中で、「相手に納得してもらうために撮影画像を見せ、納得しない場合は削除しましょう」と書かれていました。これに沿った対応をしたのですが、そもそも写っても居ないし被害妄想なのか削除しても納得しない相手は居ます。こんな相手に万全な対応方法は無さそうです。

デジイチなのでボディは大きいしレンズも目立つので、遠くからでもズームで大きく撮れると思っていたのかも知れません。何故、帽子とマスクで顔を隠し大分駅に居たのか分かりませんが、あの格好では人物の特定は不可能なので、肖像権の侵害にはならないと私は思います。法的に問題ない撮影であっても、一方的に盗撮だと因縁を付けられるとどうしようもないですね。写っていないことを見せても納得しないし、大声で騒がれると周りには何か悪いことをしたかのように見られてしまいます。いっその事、交番にでも行った方が良かったのかも?